天秤座にまつわる神話
天秤座を象徴する神様
天秤座を象徴する神様として、ローマ神話の女神ヴィーナス(Venus)が関連しています。
ヴィーナスは美と愛の女神として知られており、ローマ神話ではアフロディーテー(Aphrodite)に相当します。
彼女は美と調和の象徴であり、恋愛や美的な要素、調和のとれた関係を司ります。
ヴィーナスは美しいものを愛で、美的センスや芸術的な才能、審美眼を持つ存在として描かれています。
また、彼女は対立や争いを避け、調和と平和をもたらす存在としても崇拝されています。
天秤座の人々はヴィーナスの特性と関連付けられることがあります。
彼らは美的な要素や調和を重視し、対立を嫌い、平和を築くことを大切にします。
また、社交的で愛想がよく、人との関係を円滑に保つことが得意です。
これらの特性は、天秤座の象徴として捉えられるヴィーナスの特徴と一致しています。
てんびん座に関わる物語『パリスの審判』
てんびん座と関連する物語の1つは、古代ギリシャの神話「パリスの審判」です。
この物語によれば、エーゲ海に浮かぶ美しい島、キュプロス島には、美と愛の女神アフロディーテが住んでいました。
ある日、ゼウスが開催する結婚式に招待されたが、パリスは不和の予兆に怯えていたと言われています。
アフロディーテは、彼が3つの美しい女神、ヘラ・アテナ・アフロディーテの中から最も美しいものを選ぶように助言しました。
ヘラは力と権力を約束し、アテナは知恵を、アフロディーテは最も美しい女性との結婚を約束しました。
パリスはアフロディーテを選び、彼女は彼に最も美しい女性、ヘレネ(後のトロイアのヘレン)を与えました。
しかし、ヘレネは既婚者であったため、この選択はトロイア戦争の引き金となりました。
この物語は、てんびん座の象徴である審美眼や公正さ、そして美と調和への渇望を表しています。
また、決断を下すことの難しさやその結果に対する責任も示唆されています。
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神話からわかる「てんびん座の性格」
てんびん座の神話から、以下のような性格特徴が読み取れます。
- 正義感が強い
- バランス感覚に優れている
- 平和主義者
- 社交的
- 理想主義者
- 繊細で感受性が強い
- 優柔不断
- 美しいものや調和の取れた環境を好む
- 正義感が強い:アストレアの天秤が測定するように、てんびん座の人は公平さと正義を重んじる性格。
- バランス感覚に優れている:天秤のシンボルが示すように、心のバランスを取ることが得意。
- 平和主義者:アストレアが人々に助け合いを説いたように、戦うことを優先し、平和を求める傾向がある。
- 社交的:アストレアが人々と交流していたように、てんびん座の人々は社交性を高く評価し、人との関わりを大切にする。
- 理想主義的:アストレアが理想の世界を求めたように、てんびん座の人も高い理想を持ち、それを追求する。
- 繊細で感受性が強い:世の中の変化に敏感に反応したアストレアのように、周囲の状況や人の感情を敏感に観察する。
- 優柔不断な一面:天秤が視野を測れるように、てんびん座の人は物事の両面を見すぎて決断に時間がかかることがある。
- 美を愛する:アストレアの優雅さのように、てんびん座の人は美しいものや調和のとれた環境を好む。
これらの特徴は、神話におけるアストレアの行動や天秤のシンボリズムから導き出されている、てんびん座の人々の性格や人生観に深い影響を与えています。
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