牡牛座にまつわる神話
おうし座にまつわる神話の一つは、ギリシャ神話に登場する美しい神であるヨーロペー(Europa)の物語です。
ヨーロペーは、クレタ島の王エーゲウス(Agenor)の娘でした。
ある日、彼女は海辺で遊んでいると、美しい白牡牛が現れました。
その牡牛は、ゼウス(Zeus)という神の姿で、彼女を誘い、背中に乗せて海の中へと連れ去りました。
ゼウスは、牡牛の姿で海を渡り、クレタ島を離れ、ヨーロペーをクレタ王ミーノース(Minos)のもとに運びました。
そこで彼女は王の妻となり、息子たちをもうけました。
この物語は、美しさや愛情、神秘的な冒険を象徴しています。
おうし座の象徴としても、この神話が伝承されています。
牡牛座を象徴する神様
おうし座を象徴する神様としては、ギリシャ神話に登場する神々の中で特にディオニュソス(Dionysus)が関連しています。
ディオニュソスはギリシャ神話における酒と宴会の神であり、自然の豊かさや生命のエネルギーを象徴しています。
彼は葡萄の神でもあり、葡萄を使ったワインを通じて人々に喜びや愉快さをもたらし、豊かな生活を祝うための祭りや宴会を主催しました。
おうし座の人々はしばしば地に足の着いた安定感や忍耐力、実践的な賢さを持つとされ、その性格とディオニュソスの持つ豊かさや快楽を象徴する側面が関連付けられます。
また、ディオニュソスは美的感覚や芸術的な才能も持っており、おうし座の人々が芸術や美術などの創造的な活動に興味を持つこともあるかもしれません。
おうし座に関わる物語『ミノタウロスの迷宮』
おうし座と関係が深い物語の一つに、ギリシャ神話の物語「ミノタウロスの迷宮」があります。
この物語は、クレタ島の王ミノス王の妻パシパエが海神ポセイドンとの間に生んだ、怪物のような牛の頭を持つミノタウロスに関連しています。
ミノス王は、アテーナイから賦税として7年ごとに7人の若者と7人の乙女を要求し、彼らを迷宮に送り込んでミノタウロスに食べさせていました。
ギリシャの英雄テーセウスは、この恐ろしい習慣に反対し、自らを犠牲にしてミノタウロスと戦うことを決意します。
テーセウスは、迷宮に入る前に、ミノタウロスの追跡に必要な糸を持つアリアドネの助けを借り、迷宮の中に入り、ミノタウロスを打ち倒しました。
そして、彼はアリアドネの糸を使って迷宮から脱出し、アテーナイに平安をもたらしました。
この物語は、おうし座の人々に、勇気と決断力が重要であり、自らの信念に従って立ち向かうことの重要性を示しています。
また、牛の頭を持つミノタウロスはおうし座と関連付けられ、その象徴的なイメージが物語の中で表現されています。
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神話からわかる「おうし座の性格」
おし座の神話から始まる性格は、以下のように解釈できます。
- 強さと優しさを併せ持つ
- 情熱的で一途
- センス・感覚を大事にする
- こだわりが強い
- 慎重で計画的
強さと優しさの共存
- 外側は穏やかだが、内側に秘めた強い意志を持つ
- 優しく見えて、必要な時は果敢に行動する
- 神話の牡牛のように、温和でありながら強い
情熱的な一面
- 恋に対して一途
- 自分が望むものに対して諦めない
- ゼウスのように、目標に向かってひたすらつき進む
感覚的で官能的
- 美しさや感覚を大切にする
- 五感を研ぎ澄ませる能力がある
- エウロペを魅了した牡牛のように性的魅力がある
こだわりと執着
- 強い自信から簡単に譲らない
- 獲得したものへの強い執着心を持つ
- 慎重で計画的な行動をとる
おうし座は、神話が示すように、優しさと力強さを勝った、情熱的で感覚豊かな星座なのです。
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